WOWOWで録画していた「ランダム 存在の確率」を見ました。
ミラー彗星が地球の夜空をかすめる夜、男4人、女4人、8人の旧友が久しぶりに集うホームパーティ。過去にしこりのある人もいたり怪しい薬を持ち込む人もいたり、全員揃って食卓を囲む。 話題は彗星の影響で不思議なことが起こると言う話に、、、そこで2人目の携帯電話のガラスが割れる。そして停電。
外を見ると一帯は闇の中。しかし2ブロックほど先に一軒だけ明かりのついている家がある。携帯電話も繋がらず、1人が弟の物理学者に連絡を取るために電話を借りに行きたいと言い出し、男2人が青いケミカルライトを持って向こうの家に出かける。
2人が出かけてしばらくすると裏口を叩く音、皆飛び上がりそうになるが誰もいない。
自家発電機で電源回復、2人も戻ってくるが、何やら青い顔、、、向こうの家はこちらと同じ家で、中にはこちらに居残った皆がいたというのだ。1人が向こうの家から持ってきてしまった小さな箱の中には、卓球のラケット1つと封筒の中に裏に番号をふられた全員分の写真が入っていたのだ。向こうの家に貼りに行こうとして書いているメモがこちらの家に貼られて2枚になって、向こうに自分たちがいるのを信じ始める。
こういう時にはジッとしているのが一番という提案が何度かあるが、そうはしていられないもの、向こうの家からも人が来ている気配がする。別の5人が偵察に行くと、向こうの家にはやはり居残りの皆がいて、さらに帰りに自分たちとすれ違ってしまう???さらにおかしなことが続く。帰ってきた男の額の絆創膏の種類が変わっていたり、赤いケミカルライトを持っていたり、、、行き来をしている間に、向こうの家の人が混ざってしまっているのだ。
カンの良い女性が何が起こっているのかを考え始める、もしかしたら帰ってくるこちらの家が元の家とは限らないのでは、、、帰ってきた家を確かめるために、皆から写真を集めて番号をふり、目印になるコースターと一緒に箱に入れて家の前に置く。。。。。。。
皆、どんな現象が起こっているかをよく考えずに、どんどん実験をしてしまっていたのだ。もうこんがらがっちゃってるし。恐らくこの現象の原因になっている彗星はもうすぐ過ぎ去ってゆく。元の世界に戻るにはどうすればいいのだろうか?。という映画。
一軒の家だけを使って、5日間で撮りあげたらしい超低予算映画だが、脚本は可能な限りねられていて、この映画自体がいかに低予算で面白いものが作れるかの実験のような感じです。