オードリー・イン・ザ・ドッツ


夏の梅雨時の手なぐさみ、第3段。
昔どこかで目にして、作ってみたかった電光掲示板のような映像。
どうやって作るかは知らなかったので、こちらのビデオで勉強させていただきました。ドットの複製とか非常に勉強になります。

素材に使うビデオは、低解像度になってもなんとなくイメージできるもの、僕が自分で撮りためた景色では絵柄が細かすぎるので、昔の映画で、「メトロポリス」や「チャップリン」の著作権切れのものを探しました。そうしたら「ローマの休日」がパブリックドメインになっているようなので、大好きなオードリー・ヘプバーンのアップのカットを集めてみようと思いました。
「ローマの休日」はまだ無邪気な某国の王女がヨーロッパ歴訪中、ローマでたった1日お忍び外出をして普通の人々と出会い、初恋もして、すっかり大人になって戻るお話をコメディータッチで描いた物語ですが、オードリー・ヘプバーンのハリウッドデビュー作にしてアカデミー賞最優秀主演女優賞を射止めた出世作、世界中の映画ファンの心を虜にした伝説的な映画です。
アップのカットを集めてゆくと、オードリー・ヘプバーンが実に豊かな表情で、微妙な心の移り変わりを表現していること、物語の筋に合わせて次々に代わるヘアースタイル、衣装など、この映画でいかに主演女優が大切だったかがわかってきて圧倒されます。この映画をエフェクトをかけて再構成しようとしていることが無謀なことなのがわかってきましたが、やり始めたことはやめられない。オードリー・ヘプバーンに対する憧れや郷愁も入れ込んでファンアートとするべく努力しました。
曲はNicocoさんの憧れや懐かしさを感じさせる「Kim Sang!」を当てさせていただきました。
エフェクトはそのままでは単純な平面的な感じかと思ったので、ドットの直径を変えたものを2重に重ねて、チカチカのパーティクル効果も加えて、時間の経過と共にに色調が変化してゆく感じにしてみました。デジタル的だけど印象はロマンティックなものにしたいと思いました。