2つ目の出展作品は「国民バッジ」。
粘土で顔を作る練習をしようと考えて、ちまちまと作っていたKAZZO国の国民たち。
ちょっとクセのある顔が好きなので、整っていない顔立ち、含みのある表情、写実ではない誇張した顔を作ってみたいと思っています。
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また、自分の作る顔が皆同じにならないように、色々な人物を想定しています。とか偉そうに言っていますがまだ練習中。基本的にラドールを柔らかめに練って、その表面が乾燥してくる1〜2時間で仕上げていますが、2.5〜5cmぐらいの大きさだとちょっとした力加減で大きく変化してしまうのでうまく行きません。後から修正や、削り盛り足しはしません。その時にできた形を後で見たいからです。
そんな感じでだいぶ溜まったので何かにできないかということで、バッジにしようと思いました。なぜか人が胸や帽子に顔をつけていたら面白いと思ったのです。
というわけで、今まで作った国民から15名を選抜、側面と裏を平らに削ってバッジ風の形に整え、量産開始です。
シリコンゴムの型を作るのですが、裏側はサンダーで平らに削ることにして、ボール紙に原型を貼り付け、同じボール紙で壁を作って簡単な型を作りました。全てグルーガンで接着しています。ボール紙に簡単な足し算を書いていますがなんだったんでしょう?
シリコンゴムを流し込みます。このなんだか魔法のような時間が大好きです。
型の出来上がりの写真を撮り忘れましたが、まぁ大体いつもと同じ白い物体です。
ここにレジン樹脂を流し込み、30分ほどで固まったら取り出します。あまりにたくさんできてしまうので、後処理が怖くなって各4回ほどで終了にしました。案の定この後の作業がきつくて凹みました。
全てのバッジの裏面をサンダーで磨き、アクアオイルカラーDUOをオドレスペトロールでシャビシャビに薄めたもので墨入れ、クリアスプレーをかけて完成としました。60個ぐらい作りました。
なんか地味っぽい。デザインフェスタで大量に売れ残ってしまう可能性が高いので、バッジにするのは20個ほどにしました。他はものづくり用のパーツとしてウラピンを別に付けて販売予定。
友人K氏に見せたところ、パーツとして売るなら簡単なアレンジ作例を作ったらと言われ、なるほど、と、結局作例作りにも力が入ってしまい、またまた面白い世界が見えてしまいました。さて、その作例は当日までに完成するのでしょうか?