東京の冬のイルミネーション


music
Stellar Potatoes by NICOCO
https://www.jamendo.com/track/1103551/stellar-potatoes
creativecommons licenses / BY-SA 3.0
今年も11月末ぐらいから東京のクリスマスイルミネーションを撮り歩きました。
空間を埋め尽くすような、街路樹にイルミネーションを施した場所を狙って3日間、午後から出かけてみました。
1日目は3時半頃から恵比寿ガーデンプレイス。ガーデンプレイスタワーから日没を撮影(いい感じに撮れたけど、今回は不使用)。恒例のバカラのシャンデリア、巨大ツリー。今年は山小屋風のマルシェをイメージした物販コーナーが懐かしい温かい感じで、良い雰囲気でした。
その後8時半頃、丸の内の街路樹イルミネーションへ移動。15年目を迎える老舗的イルミネーションスポット、消費電力カットのエコイルミネーションだそうです。去年、良い雰囲気だったブリックスクエア入り口のテーマツリーがなくなっていたのがちょっと残念でした。60fpsで撮影した映像にはチカチカのフリッカーがかなり出ていました。あっという間に10時近くなり、東京駅も消灯していたのでこの日は終了。
2日目は六本木ヒルズ。森ビル展望台からの夜景撮影。この日は快晴で、遠くまでくっきり見えていました。4時半ごろ着いて東京タワー側の日没を撮影。7秒間隔で1時間かけて撮ったのですが空は赤くなりませんでした。1時間かけても7秒間隔だと500枚程度しか取れないので、6秒間隔ぐらいが良かったかな?。展望台から数カット撮った後、けやき坂の街路樹イルミネーションを撮影。街路を見通してボケた状態からピントがあう状態に変化する映像を取ろうとしましたが、カメラの操作がよくわからず、手動でピントを移動しようとすと、望遠側で撮っているので激しく揺れてあまりうまくいかずとにかく量だけは撮ってこの日も10時頃終了。
3日目は12月に入ってから、表参道のイルミネーションの開始を待って出かけました。もう日没映像はいらなそうなので、6時から。渋谷駅で降りて、公園通りから代々木公園までの「青の洞窟」を撮影。目黒川で大評判になった青の洞窟を同じスポンサーがこの通りで再現するようです。川面の反射を反射シートで再現するなど、独特の青色LEDのイルミネーションは距離感がなくなって幻想の世界を醸していましたが、生活感のある住宅地の小さな川で起こった奇跡には勝てないなぁって思いました。その後そのまま歩いて表参道へ、、おしゃれな店が軒を連ねたファッションストリート。並木も枝ぶりがよく枝の先の方まで電飾されたイルミネーションはさすがです。多分、寄り合い所帯の組織でこんなに長く美しいイルミネーションが続いているのを考えると、すごいことだと思います。施工も徐々に効率化されているのだと思いますが毎年見るたびに業者さんたちの執念のようなものには頭が下がります。
その後、表参道から地下鉄で銀座へ、気になっていた和光ウインドウディスプレイの白熊と交差点の向かい側、新しくなったニッサンのショールームを撮影に、、白熊はかわいいカワイイと人垣が絶えず、ニッサンのショーウインドウには新しいEVコンセプトカーが展示準備をしていました。どちらも今回の映像には使用しませんでした。9時頃終了。
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和光の白熊と、ニッサンのコンセプトカー
あまりに多くの素材を撮ってしまったため編集作業は難航しました。それとたくさんあるだろうと思っていたクリスマスっぽいけどちょっとひねった曲がなかったこと。いつもより少し長い映像にしたかった事もあって、いくら探しても曲が見つからない。4〜5日探してクリスマスっぽいというのは諦めて、いつもお世話になっているNICOCOさんの曲で長めのものを使わせていただきました。方向性を見つけられないまま始めてしまったため、ああでもないこうでもないと、画像や曲を入れ替えてその度に書き出しての繰り返しでした。結局、映像はクリスマスらしいものに絞って、場所別でひとかたまりにして間を展望台からの景色でつなぐということに決めてから、やっと方向が決まりました。
過去2年のクリスマスは意外に満足できるものができていたので、自分の中でハードルが上がっていたのと、毎年の事なので行き先も決まってしまって、そろそろ新しい発見がなくなってきている事など。いろいろ考えさせられました。