YouTubeとVimeoに動画をアップしました。
Music Floating variations in Eb by David_Schombert
https://www.jamendo.com/track/25003/floating-variations-in-eb
この所のコロナウィルス問題で遠くまで電車で出かけるのは無理になってきました。
都会での写真撮影は一旦諦めて、自宅で出来ることをあれこれ考えていますが、その一つが今回の作品。
元ネタは現代美術の巨人のお一人、ゲルハルトリヒターさんのstripシリーズ。カラフルな水平線だけで描かれた巨大な抽象画です。ネットでたまたま見つけて、第一印象が元気が出る!、という感じでした。そこでこのイメージを元に動画を作ってみようと思いました。
100枚を目標にphotoshopで画像を作り、これをオーバーラップさせてユックリといつまでも変化し続けるストライプ模様を作ろうと計画しました。
いろいろ試した結果、photoshopでアクションを使って、初めに縦180pixel x 横1pixel の新規画像を作り、カラーでノイズを掛ける。これを完成サイズのの1080 x 1920pixelにボカシなしで拡大する。色を少し明るめに調整する。つまり100枚の画像をほぼphotoshopに作ってもらう訳です。アクションを作るのに子1時間かかりましたが、後は再生ボタンを押すだけで、数分で125枚のランダムなストライプ画像ができてしまいました。
これを連番にリネームしてpremierに読み込ませると4秒程のタイムラプス映像になるので時間伸縮で補完をフレームブレンドで5分ほどに引き伸ばし、書き出しました。しかしコレだと少し単調な感じがしたので、aftereffectでやり直し、最初の要領で1枚のグレースケールのマップを作り、このマップで時間置き換えエフェクトをかけて、横に変化する部分を作って完成しました。
音楽は環境音楽っぽいのを探して50曲ほどを聴いて、結局、前に長めの映像をを作った時の候補から15分ほどの曲の一部をつかわせていただきました。このぐらいの長さで作った曲の抑揚が今回の映像にちょうど良い感じだったと思います。今回の映像はできるだけ起承転結や意味などを排除して、なんとなく観ている間、少しだけ嫌なことを忘れられるようなものを目指していました。