伊豆半島1周ドライブ

もう去年の話になっちゃいましたが、YOUTUBEとVIMEOに動画をアップしました。

去年の12月に、1泊2日の予定で伊豆半島1周、車中泊、撮影ドライブに挑戦しました。コロナ渦で、自分が考える一番安全そうな旅行手段です。まぁコンビニには寄っちゃうけど。
朝6:00頃、小田原の自宅を出発。湯河原、熱海と東側から南下して、海岸線の道路を走り、南伊豆で車中泊。朝から伊豆半島の西側の海岸線を通って、沼津あたりまで、クネクネの海岸道路のドライブを満喫する計画でした。
ドライブ映像はSONYのアクションカムHDR-AS30VとHDR-AS50、2台を車内に設置。運転中ずっと撮り続けていました。
この2台、本体には映像を確認するファインダーの機能がないので、設置するときにスマホと連携させてスマホの画面を見ながら構図を決めて水平を取ったりするのがメチャ面倒です。スマホでずっとモニターもできるのですが、運転中なのでモニターせずにたまに本体の小さな録画中のランプを確認しながら走ります。夏など気温が高いときにはカメラの発熱で勝手に録画終了している時があります。カメラ2台とスマホは全てバッテリー切れのの心配があるので、いずれも外部バッテリーや車の電源とつなげています。それでも車の揺れなどでコードが外れる心配もあるので、気になり始めると妙に確認してしまいます。今回は異常なく撮り続けてくれましが、一部、手で触って傾いていたのを知らずにずっと録画していた部分がありました。カメラ2台体制はかなりなストレスです。
伊豆半島ドライブは6~7年前動画を始めたころに何度か通ってお気に入りの景観ポイントもあるのでそこを回ってタイムラプス撮影。小室山(頂上は展望台改修中で北側の眺めは望めませんでした)。稲取の風力発電所(風車が全く回っていなかった)、稲取で新発見浅間山(せんげんさん)展望台、いつもは伊豆高原あたりは素通りするところを川奈駅側県道109号に降りて城ケ崎方面の道(この辺りは鎌倉や湘南的なダイビング好きな自由人、趣味人が住んでそうな不思議な雰囲気。面白いお店がありそう)を通ってみたり。。。
そうこうするうち夕暮れの時間、南伊豆まで行って石廊崎かあいあい岬あたりで夕日の撮影かとあま~く考えていましたが、秋の日はつるべ落とし。まだ下田なのにかなり暗くなってしまったので急遽少し戻って前に行ったことのある爪木崎へ。いよいよ夕日の時間だけど爪木崎は東に向かって景色が広がっていて、夕日は無情にも逆の山側に沈んで行くのであった~。あ~無計画。しかし2台目のカメラで、ラストカット用に車のバックに夕焼け空のタイムラプス。ここで18:30頃
まだ宵の口、1時間ほど走って南伊豆、6~7年前、昼間に通り過ぎた小さな漁港を覚えていたのでここで月のタイムラプス、ほぼ満月なのに気付く。満月の夜空は今回試そうと思っていた星空写真には向かないのだ、月の明るさで、小さな星は写らないのだ、またしても無計画。石廊崎に行き着くが、石廊崎は徒歩15分森の中を通って岬の断崖の上をめぐる小道は夜に行けそうもない。そこでまた少し走ると、眼下に近くの島と海を見下ろす、小さな売店のある駐車場。あいあい岬に到着。ここでしばらく星空写真を試してみる。数枚テスト撮影してみるとやはり暗い星は写らない、代わりに近くの島や岬が月明かりでちょうどよく写りそうなので、ここで数時間粘ってみることにしました。
SONYの1眼α7S2でISO800、f4、シャッタースピード4秒でまるで昼間に撮ったように明るく写る。Rawで記録して、後で現像の時に暗めにして星空写真ぽくすることにして、20:30から22:00頃まで撮影しました。結構いい時間になってきたのでここで夜明けまで車中泊しちゃおうかなと思い始めたころ、消防車が半鐘を鳴らしながら走って来て、なんだなんだと思っていたら駐車場に入ってきたので、俺?何かしましたか?的な顔でカメラを持っていたらそのまま通り過ぎて行ってしまった。どうやら消防団がパトロールをして回っているらしい。数分後にもまた折り返していったので、ここには泊まり辛い感じがしてきました。
そこでそのまま南伊豆を西へ向かい街道に出たところから東へ、下田方面へ引き返す。確か車中泊できる道の駅があったはず、メモもしていなくて、WI-FIも入らなかったので、とりあえず交差点のコンビニに入って確認したら斜め後ろに道の駅「湯の花」がありました!。入って行くと先客が6~7台、車中泊は苦手で前回長野ではあまりの緊張にすぐに逃げ出したので、とりあえず先客がいたのは好都合。用意のために街灯の近くに駐車してシートを倒し寝袋を広げて潜り込む。街灯が明るくて寝られない。倒したのは運転席のほうなので移動もできなくなって仕方なくそのまま悶々と目をつぶっていたら数時間は寝ていたようです。ウーン車中泊はもう少し経験が必要みたいです。
明るくなってきたので、寝袋をたたみ。昨日のコンビニで朝食のおにぎりを購入。昨日の夜の道は真っ暗で、明るくなってからもう一度見てみたくなり、また南伊豆方面へ、あいあい岬で朝食。結局、特に何もなく、そのまま西伊豆方面に北上、しばらく走ると展望公園があったので休息、ここは数年前に来た時も停車したところ。崖の下に小さな漁港があるのが気になり、近所の方に道を聞いて少し戻ったところから降りて行ってみました。後で調べると伊浜という集落で人口は300人ほど、2つの岬に囲まれた崖下の階段状の限られた土地に工夫を凝らした家々がパズルのように密集して独特の良い雰囲気になっていました。港に駐車して良いかためらって、奥の高台の駐車場に車を止め港まで下りて行ってみました。かなりの高低差で、迷路のような手作りの街並み。帰りの息切れを心配しながら散歩を楽しみました。勇気を出して下りてきてみて良かったと思いました。
伊浜を後にすると、曲がりくねった西伊豆の道。いくら走ってもちっとも進んでないような景色になりました。歩いたせいかあまり撮影をする元気もなくなりひたすら車を走らせるのみ、天気も下り坂で期待していた富士山も見れず、何とか戸田までたどりつきました。戸田を少し過ぎたあたりの展望台でタイムラプス撮影。曇ってはいますが、駿河湾の向かいの町が一望できます。晴れていれば素晴らしい富士山も今日は見れず。雨も降りだしたので、山越えの道で三島に出て箱根山を越えて帰ることにしました。しかしここからが長かった。カーナビに案内されるまま、延々山道を通って伊豆縦貫道、なぜか新東名への接続路を通り、三島から箱根へ上る国道1号線は、以前とは違う道筋に架け替えられておりカーナビが迷いまくり、道のないところを走っている表示に、、、数年前とは道が全然変わっている。箱根新道の下りは濃霧の中。おかげで眠気も吹き飛びました。2日目の天気はいまいちでしたがドライブは満喫しました。
ビデオ編集は、ドライブ動画が20時間分ぐらいあって、特にサイド側の映像は一瞬しか映っていない良い景色を捜すためすべて見てみることになったので時間がかかりました。くねくね道のため絶えず車の方向が変わって様々な空の表情が撮れていたので、それと若干アンダー気味の絵が多かったので、「地の果てに旅をしてきた風」のビデオになればと思い、ちょっとテレンス・マリック監督風(1000分の1ぐらいのクオリティーですが)を狙って、BGM選曲、編集してみました。