前から気になっていたグッズ印刷サービスSUZURIでTシャツのデザインをしてみようと思いました。
Tシャツってどんな絵柄にしたら面白いだろうかと言う興味が昔からあって、今までに何度かイベントのTシャツのデザインをやらせてもらって面白かったのです。
有名でもファンでもない人が描いたキャラクターや漫画のイラストなどを自分が着たいかと思うとそうでもない気がします。また自分が描いたイラストを自分が着たいかと言うとちょっと恥ずかしい。
そんなわけで今回は 今まで描いたことのない抽象画とか平面構成的な意味のないものをTシャツにしてみるチャレンジをやってみようと思いました。
iPadで絵を描く過程を記録できるアプリを使って、手書き風に、完成形をイメージせずに描き始めて行きます。
描きあがってゆく過程の動画を再編集してビデオアートを作れば2度おいしい
実物のTシャツになる感覚も面白いので3度おいしい。
もし売れれば4度おいしいみたいなことを思いつきました。これらを別々のSNSサービスにアップして関連付ければちょっと新しい活動になるかなとも考えました。
HER TOWN
一番最初に作った絵です。最初に1つ図形を描いてそれに呼応するものを次々に描いてゆく形の連想ゲーム的な書き方でどんどん描いていくと、街の地図のような感じになってきました。描きながら物語が浮かんできて、「画家の彼女がちょっとほろ酔い加減で彼氏に話す、昔住んでいて今はなくなってしまった故郷の思い出話をしながら描いた絵。」と言う感じ。
そこで最後に「HER TOWN」と言う題にしました。
まだ最初なのでビデオの編集もストレートで、動かない画面の中で絵が描き上がってゆきます。お絵描きアプリはアイビスペイントを使っています。
MOTERSHIP
前回と同じような連想ゲーム的な方法で描いてゆくと、途中からこれは巨大宇宙船かなと思い始めました。そこで宇宙船やロケット噴出口のようなものを描き加えていって「マザーシップ」という題になりました。
ビデオ編集時に3D変形を用いて空間に漂う絵が描き上がってゆくような効果を考えました。音楽はピッタリの雰囲気のものが見つかりました。
PRIMITIVE NETWORK
民族的な模様のようなものを目指して描き始めて、図形同士をつなげる線を描いてゆくと原始社会のネットワークのように見えてきたので「プリミティブネットワーク」という題にしました。ビデオの編集では3D変形でどんどん描き上がるところを追いかけるような効果を狙っています。これは最後にシャツに当てはめると縦長の絵になるため、今までのようにビデオの枠から出ない編集にしているとシャツとビデオで縦横が変わってしまう、抽象画なので、縦横はあまり関係ないけど、その違和感を無くすためでもあります。
使い慣れたお絵描きアプリにも録画機能があるのを知って以後の絵はクリップスタジオペイントに変更しました。
GOLIATH
最初の中心の形を描いたときになんとなく怪物っぽい形を描きたくなったのでその方向で描き進め、題は伝説の巨人「ゴライアス」にしました。
編集はやはり描き上がっていく順番をアップで追いかける感じにしました。ドラムの音が楽しい音楽を見つけたので映像をそれに合わせて、ダイナミックに動く感じを狙いました。
story
だんだん純粋な抽象画から外れて意味づけが強くなってきているので、反省してできるだけ意味のないものを見た目の感覚だけで作り上げてゆくことを意識しながら描いて行きました。
出来上がった絵は象形文字で描かれた物語のように見えたので「ストーリー」と言う題にしました。ビデオの編集ではちょっと特徴的な音楽を見つけたので、それに合わせて描き上がってゆく絵文字で描かれた物語と言う雰囲気にしてみました。抽象画だから上も下もないよね、という感じでグルグル回しています。
上の絵を使ってSUZURIでTシャツなどを作ってみました。作ったといっても画面上のシミュレーションですが、注文があって初めて実物を印刷して販売。デザイン料が僕の取り分というわけです。
絵をアップすると、たくさんのアイテムの中から作りたいものを選んで、デザイン画面で、配置やシャツの地色などを一つずつ決めてゆきます。あまりにも多くのグッズアイテムがあるので迷ってしまい、ついついあれもこれもとアイテムを選んでしまいますが、あまり説明は詳しくされていなくて少し使ってみないとわからないのが最近のネットサービス。もう少し続けてみようかと思います。
僕のショップは以下のところ。。。
https://suzuri.jp/KAZZO