焚火その後


久しぶりに焚火ストーブの動画。といっても行ったのは6月の末ぐらい、その後は暑くなってしまってとても出かける気になりませんでした。
文章もおっくうになっていて、2か月遅れぐらいでブログに投稿しています。
久々に山の公園の広場。木々が青々と茂ってすっかり夏の景色になっていました。日差しも強くなっていたのでこの日は杉の木の木陰に実験基地を設置しました。
前回との一番の違いは燃料でした。今まで使っていたヒノキを主原料にした木質ペレットは油分が少なめで、着火しにくく、火力も出にくいとネット情報で目にしていたので、在庫の入れ替わりを機に松や杉を原料にしたもの(相変わらず商品としては猫のトイレ用のペレットですが)を捜して使いました。
また、着火剤の燃えカスが気になったので、燃料用アルコールを使ったりしてみました。
その1 2次燃焼トルネードストーブとペレット燃料
今までドリルで丸い穴をあけていた、2次燃焼の空気穴。
今回はコの字型に切り込みを入れて、それを35度くらい内側に織り込んで羽状にしてみました。この穴から空気が入ることで、燃焼室上部に渦巻き状の空気の流れを作って、炎が渦巻きながら吹き上がる予定でした。針葉樹ペレットとアルコールでの着火の効果もあって、安定してよく燃えてくれましたが、トルネードは???。
ちなみに、ブリキ缶にコの字の切り込みを入れたりの加工は、ドレメルのハイスピードロータリーツールにダイヤモンドカッターをつけたものでやっています。細かい切り抜きができますが、フリーハンドなので仕上がりはあまりきれいではありません。
その2 2次燃焼トルネードストーブと広葉樹
上記と同じストーブに広葉樹の薪を細目に割って使ってみました。着火と火が広がるのに時間がかかりましたが、かなり大きな炎になりました。このころから風がやんできたのと、薪を立てて並べているので縦方向の空気の流れが良いのか、高く吹き上がる感じのきれいな炎でした。
その3 ぬかくど風ストーブ改良版
日本古来の窯、ぬかくど風に、燃焼ガスを中央の燃焼室に集めて、そのガスを燃やす方式を想定しています、燃焼室の周りのペレットに火が移ってしまうのは想定内で、上部につるしたファイヤーリングで全体の炎を中央に集めて噴出させたいと思っているのですが、この日は間違えて、小さいほうのぬかくど風ストーブ用に用意したファイヤーリングを持ってきてしまいました。途中までは調子が良かったのですが、後半全体に火が移ってしまい、ファイヤーリングの中と外で炎の綱引き状態になってしまい、思ったようにはなりませんでした。次回はファイヤーリングに工夫をしてみようかと思っています。
その4 ロケットストーブ風煙突ストーブ改良版
前回かなりよく燃えてくれた、煙突のL型の部品をほぼそのまま使ったストーブですが、いつも燃焼室の材料にしているダイソーの空き缶がこの煙突にピッタリかぶさるようなので底を切り抜いて、煙突の長さを伸ばしてみました。
効果はてきめんでゴーゴーとロケットストーブ感がアップしました。中に薪が貯まってくると空気の通りが悪くなり煙が噴き出すので、火床の部分を改良したい気がしました。
焚火は地面に薪を組んだだけでもできますし、缶に空気穴をあけただけでも結構燃えるのですが、僕の場合は、簡単な金属加工の楽しみと、工夫と結果の実験的な面白さが好きなので、秋になったらまた、何か思いつきのストーブ実験をしたいと思っています。