tapestry
昔作った動画の解説、その7
この頃はタイルと時間置き換えエフェクトを使った作品に凝っていました。
初めに下のような1920X1080ピクセルの抽象画っぽい絵をiPadで描きました。
これを40X40ピクセルのフレームののぞき穴からのぞく感じでほんの一部しか見えない状態にして、
絵全体を下で移動することで、連続性がありながら、でも意外な展開で絵柄が変わってゆく1枚のタイルをつくりました。
なかなか思った通りに行かなくて、何度も絵と移動してゆくパスを作り直しました。
もともとは「盲人象を評す」ということわざから発想したので、長い間、象にこだわってやっていましたが最後は全然違う抽象画になりました。
出来上がった1枚のタイルを1920x1080pixel、48×27枚画面いっぱいに敷き詰めました。
このままでは、単に同じように変化するタイルが並んでいるだけなので、
それとは別にモノクロで円や四角形、グラデーションが動き回る動画を作り、タイルと同じ枚数にモザイク化したものを作り、先に作ったタイルと重ねて、「時間置き換えマップ」エフェクトをかけて作りました。
元の抽象画、タイル化、時間置き換えマップと別々の要素を組み合わせて初めて出来上がるので、偶然の要素も多いのですがそこが楽しいわけです。神様と一緒に作るみたいな感じ。
編集していて何となく動くタペストリーのように見えてきたので、この題名にしてみました。
Music
Summer Vibes by Seth Parson
https://artlist.io/song/38702/summer-vibes