西湖でキャンプ

約半年ぶりにキャンプに行ってきました。冬の間はどこにも行けずウダウダとしていたので体力的にも動かないと限界と思い立ち、晴れの日をねらって予約。富士五湖の一つ、西湖の畔にある「西湖自由キャンプ場」。

予約時に区画まで決めるので、場所取りの心配もなく、地面まで端正に整備されたキャンプ地の前に、透明な水をたたえた西湖の景色が広がっていました。
キャンプ場からは富士山の頭がちょっと見えるだけですが、東名高速、富士五湖道路など富士山を望みながらのドライブでした。次第に山が近くなっていって気分が上がりました。富士五湖道路の最近延長された部分などは真正面の富士山に向かってゆくように設計されてるのかも、とも思ったりしました。東から来て箱根を過ぎるとずっと富士山が見えるわけで、ここで育った人は常に空の一角に富士山ありきなわけで、ほかの町に越したらすごく不安になるのでは、とか、たまにしか来ない僕も景色の中に富士を捜してほかの小山とか木々の枝ぶりの美しさとかは見過ごしてしまいそうな気がしました。
12時ころに着いて設営は予報になかった寒風が吹いて、てこずりました。
3時ころになると突然風が止んで、焚火台を使って飯作り。餅と豚肉を油で揚げ焼きにして、めんつゆで煮込んでいた大根おろしをぶっかけて、さらに煮て行って、すき焼きの最後のところみたいな感じで食す。大根が甘くなって、独特の風味があって、最近たまに食べたくなる献立です。
自作のあまりよく燃えてくれなかったロケットストーブが上下2か所の熱を使えて、バッチリ役に立ちました。
もう1食分の食材を用意していましたが、疲れ切っていたので、その後は焚火をしながらチョコレートを摘みにウイスキーのお湯割りを飲んで10時ごろ就寝。
心配していたテント泊の寒さ。朝にはタープもテントも霜が降りていましたが、モバイルバッテリーで使える電熱マットのおかげかあまり寒さは感じませんでした。
荷物を積み込んで、ドライブ、着いたら家を建てて、1日中外にいる、家をたたんで、ドライブ、荷下ろし
片付けと普段ではありえない面倒くさいことをやるわけですが、その前後数日はワクワクできる。もう少し体力をつけて、この趣味を続けたいと思いました。