YouTubeとVimeoに動画をアップしました。
Music
Nearest Universe by Sergey Tsygankov
https://www.jamendo.com/track/1588860/nearest-universe
10ヵ月前に作った「Line Clouds」の進化版、少し奥行きと立体感を感じさせるものを作ろうと思いついて始めました。
作っている間、テッド・チャン(Ted Chiang)の短編小説集、「あなたの人生の物語」の中の「地獄とは神の不在なり( Hell Is the Absence of God)」を読んでいたら、この小説の中では天使が銀色の炎のような形態で降臨するので、そういうのもありかと思い、線の集まりの形がなんとなく天使に見えてきました。
一度そう見えてしまうと、どうしてもそう見えてしまう状態になり、もう天使にするしか無くなり、作っていた形を少し天使っぽく方向性を変えて、題名を「Angels」にしました。
Adobe After Effectsのブラシペイントエフェクトで、時間に沿って引かれてゆく1本の線を作り、これに移動、回転、拡大縮小、変形などのエフェクトをかけた物を少しずつ時間をずらして多重合成して行きます。
合成とレイアウトは、Adobe Premiereの方が作業がしやすいのですが、今回はグレーっぽい背景をつけようと思っていたので、前回の黒バックのように、あらかじめ黒バックでレンダリングした動画データを、スクリーンモードで重ねてゆくと色が変わってしまうため、Aeで線に移動などをつけたコンポジションデータを直接Premiereに読み込んで、多重合成、配置をしていましたが、複雑なものになるとデータ量が多くなって、どうしても編集や書き出し時間が長くなり、作業を続けるのが厳しくなってきました。
そこでいろいろ方法を探しまくり、アルファチャンネル付きのQuickTimeムービーに書き出す方法を見つけました。試してみると複雑な線と線が重なった所でも、エッジはほとんど目立たないようなので、部品ごとにQuickTimeムービーで書き出し、Premiereで配置と最終的なタイミングを編集して制作しています。
ちなみに、10ヶ月前に制作した「Line Clouds」は以下。
music
Cellolite 1 by NICOCO
https://www.jamendo.com/track/988506/cellolite-1