動画をVIMEOとYOUTUBEにアップしました。
music
Seasons by Jacob Pavek
https://artlist.io/song/16420/seasons
戦争が始まったり、コロナ問題も思っていたよりずっと長引いて、個人的には鬱々とした毎日。
グラフィック動画制作意欲がぶり返してきて、何か人の顔の喜怒哀楽を使った物を作りたくなりました。
そこでまずは、使えそうなパブリックドメインの映画をネットで探してみたのですが、あまりピンとくるものがなく、また「METROPOLIS」のお世話になることにしました。100年近く前の映画ですが、同時代のものと比べて未来の話なので、風俗が古っぽくないのと、少し宗教がらみの話なので、天を仰ぎ見たり、頭をたれたりというシーンがあったり、サイレント映画のためか表情が大きい気がして、表情のアップを選んで集めて並べてゆきました。
初めに考えていたのは、銅のような赤茶色のカーテンが揺れて、その中に顔が浮かび上がっては消え、、、敵な感じでしたが、どうもうまく行かない。出来上がった動画も何か暗いイメージで、まんま今の雰囲気になってしまう。。
そこで昔作った虹色の線の動画「STRIPES」を思い出しました。
横向きだった線を縦向きにして、線の作り方も当時とは違う方法(AfterEffectsでカラーノイズを4枚重ね、それを「CC Scale Wipeエフェクト」で縦方向に伸ばす)を試してみました、これに先に作ってあった顔の動画を時間差エフェクトのマップとして重ねると、線の流れの中に顔の動画の明るさに応じた時間的なズレが生まれて、ギリギリ顔と認識できる程度に浮かび上がりました。
線の動画を作るのにはてこずりましたが、顔の浮かび具合はこれでいいな、と意外に早く決まりました。あとは題名をFACEにすれば見た人が想像力で補ってくれるだろう、という感じ。
動画の方向性として、バカ明るいのも変だけど、希望は必要だよね、とか考えさせられました。