VIMEOとYOUTUBEに動画をアップしました。「PARTS OF TOKYO」。
東京の日常的な景色とテクノミュージックとスプリットスクリーンを組み合わせて、映像を作りたいと思っていました。
CAMERA LUMIX DMC-FZ1000
CAMERA PANASONIC LUMIX DMC-G5
LENS LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
music
Circuit Shaker – Elektron Beat (Hypnotic Mix) by Zeropage
https://www.jamendo.com/track/1135294/circuit-shaker-elektron-beat-hypnotic-mix
creativecommons licenses / BY 3.0
10月に入って、いつ撮影に行こうかと思っていましたが、2日間、友人との会合が決まって両方とも8時過ぎからなので、その前に3〜4時間早めに東京に出て撮影をしました。
タイムラプス映像では動きがあってスペクタクル感のある場所を撮影することが多かったので、今回は少し日常的な場所で撮影した素材で、前からやってみたかった、60〜70年代の映画で流行ったスプリットスクリーン(一画面を分割して別のところで同時に起こっていることを並べて見せたり、全く関係のない映像を並べて心理的な効果を狙ったりする技法)を使って、、音楽はテクノ系で、、みたいなことを考えていました。
1日目は東京駅の八重洲口あたり。古い駅舎のある丸の内側はよく行くのですが、こちらに出るのは数十年ぶり。新しい駅舎と、大丸の巨大ビル、グラントウキョウサウスタワーなどに囲まれたモダンな一角が魅力的で、結局いつものようにスペクタクルな光景を撮ってしまいました。思い直して、外堀通りを挟んで駅前に広がる繁華街で飲食店や路地裏を撮影しました。
2日目は会合の予定が渋谷だったので、原宿駅から明治通り沿いに下りて行くことにしました。途中路地に入ったりもしましたが、どうしても明るいかっこいいところを撮って回るいつもの癖が出てしまいます。 雨が降りそうだったので、この日は最近あまり使わなくなった旧機種のカメラ、LUMIX DMC-G5で撮っています。1日目はDMC-FZ1000での撮影だったので、思いがけずに2機種の比較も出来たわけですが、G5はRAWでの連写では書き込みが間に合わず、夜の動画撮影(2K60p)ではノイズが多くなっていて、やっぱりカメラは世代ごとに良くなっているのを感じました。街の照明がLED化されているのか、チカチカするところが増えている感じがします。。簡単な解決策はないものか?。。
編集ではスプリットスクリーンを試しています。
Adobe Premiereでレイヤーに配置した素材動画を上から順番に基本エフェクトの不透明度の矩型のマスクでトリミングして画面を区切っています、下になって隠れる部分には何もしていません。それぞれ色味、動きなど調整しています。モーションで移動や拡大をするとマスクも一緒についていってしまうようなので、おかしいようだったら、マスクも時系列で移動や変形もできるようなので調整しています。別の方法で「fxビデオエフェクト-キーイング-異なるマット」も使えるかと思いましたが、今回は使用しませんでした。
3D風のタイトルは結構調整に時間がかかりました。 fx基本3Dで変形し、モーションで移動拡大して空から降りてくる感じを出し。上部のボカシは、マスクに「マスクの境界のぼかし」の項目があるので大きめにぼかしてみました。
最後のカットに入る曲名などのタイトルは、最初のタイトルに雰囲気を合わせてみようと、通りの奥から出現する感じにしてみました。こちらにはマスクは使用しませんでした。
映像が消えてから、タイトルだけパースがついているのは変だし、見づらいかと思って、試しに時間軸に黒バックになった瞬間と少し後にタグを打って、fx基本3Dでの変形を初期値の変形なしにして、見やすい位置に移動したら、間を保管するように動いてくれて、面白い効果になりました。やってみないとわからない。
音楽はZeropageさんのテクノミュージック、2日間で撮影したタイムラプス16カットと、2K60pの各30秒ほどの動画140カットから100カットぐらいを各5秒ぐらいに荒編集したものをラッシュとして作って、映像を見ながら選曲しました。なんとなく選んだ曲が、人の歩調に近いリズムだったのは後で気づきました。
カットが変わるところは曲の小節に合わせるようにしていますが、曲の中で特徴的なドラム音に同期できそうなところを見つけると、映像を前後にずらして同期してそうな部分を探しています。何箇所かあると、気づいてくれる人もいるかと思うので、、。というわけで楽しい編集でした。